今日は東京都都市整備局多摩地区の建築指導事務所に来た。但し書き許可の申請ができるかの相談。今の状態ではいくら土地が安くても再建築不可なので住宅ローンも取れない。しかし但し書き許可さえ取れれば銀行も住宅ローンを受けてくれる。なんとかして取りたい。

法第43条第1項ただし書に関する一括審査による許可同意基準について


ここにある基準1-5のどれかに当てはまれば事務手続き簡略化のために申請を一括でしてくれるらしいのだが、しかし買おうとしている土地の前にある道路は建築基準法上の道路になっていないので、どの基準も当てはまらない。そのため個別相談になるとの事。そして最終的に建築審査会にかけるためには土地の前にある道路の所有者さんに、道に関する協定書に印鑑を押してもらわないといけないという難関がある。これは将来的に建築基準法上の道路にするために土地の方達が合意するための協定書みたいで。あくまで今すぐ土地を分筆しないといけないとかはなく、建築審査会に出すための前提書類として必要みたい。目の前の土地オーナー全員に協定に印鑑押してもらうのは相当大変。

窓口を後にして、早速ネットで登記情報を調べたら土地の前には4筆分の土地があり、そのうち3筆は同じ方が持っているという事がわかった。
また謄本にある所有者さんの自宅を探し当ててるか相談するか、104で電話番号を調べてアポイントをもらうか。いずれにしても土地のオーナーさんと交渉した時みたいな探偵並みの事をまたするのかと思うと目の前が暗くなって来ました。とにかく妻と子供のために頑張るか。

と足取りは重いながらも、ちょっと購入予定の土地に寄ってみようと思い立ち、車を走らせることに。立ち寄ったところ偶然にも目の前の土地オーナーさんが畑をいじってるではないか!!なんという運の良さ!今まで一度もあったことなかったのに。早速車を降りて直談判!所有者さんは高齢でしたが、息子さんが凄い良い方で、一年も人が住まなかっただけでジャングル化して建物も幽霊屋敷みたいなって気持ち悪いから出来ればこの環境を守ってくれる人に住んで欲しいと思っていた。との事で、いくつかリスク回避に調べたい事はあるみたいですが道に関する協定に大筋同意してくれた。一番難関だったところがクリアできた!この同意は但し書き許可において本当に大きな意味を持って来るので嬉しいですね。

余談だが、数ヶ月前に何とかしてこの土地に自分たちらしい家を建てよう!妻と子供たちがのびのび暮らせ、地域交流に繋がるような家を建てよう!と動き出してからというもの色んな偶然や奇跡的な出会いがあります。まるで神様がこの場所に住めるように導いてくれるような感覚さえします。